10月30日掲載
「曲の解釈」
…求むご意見!
以前、演奏会の感想を書いてもらうアンケートで次のようなことを書いてあるものがありました。
「生徒個人個人の力があるのに、指揮者の解釈で演奏が台無しだ。もっと解釈の研究をして欲しい」と。
この時は、アンコールでカルミナブラーナの終曲を演奏しました。ちょっと冒険で、他では聴けないような演奏をしてみたのです。きっとこの演奏を指してのことだと思います。(他にも心当たりはたくさんあるのですが)
念のためにいっておきますが、もちろん私は解釈の研究を怠っていたわけではありません。カルミナにいたっては様々なCDを十数枚聴いたものですし、曲の分析もしました(作曲専攻ですから当然といえば当然ですね…)。きっとこのお客さんは自分の解釈と私の解釈とがかけ離れていたために不快感を覚えたのでしょう。
ここで私が問いたいのは、作曲家の意図をくみ取って演奏するのがよいのか、または演奏者自身の解釈に基づいて演奏するのがよいのか、ということです。
実は私自身は、作曲家の意図に基づいて演奏する方がいいと思っています。しかし若さ故か、私自身の解釈で演奏をしてみたいという欲求が強く、また聴衆もその方が興味を持ってくれるのではないか?という思い込みからこれまでは自己の解釈に基づいた演奏を試みています。作曲する立場からいっても、私の作品(と呼べるほどのものでもないが)を自分が考えもしなかった解釈で演奏してもらったときは「あぁ、こんな解釈があったんだ…。」などと感激するものです。
このことは演奏家(プロ・アマチュア問わず)にとってつきまとう課題だと思います。みなさんはどのように考えているのでしょうか?
おそらくこの文章を読んでる方は音楽にかかわっている方が多いと思います。ぜひ、ご意見をお聞きしたいものです。掲載日から日数(年数?)がたっていても構いません。いつでもこの件のご意見メール、お待ちしています。
Yoshiki YSK Sugiyama
e-mail : ysk@icbc.gr.jp
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